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TRPGやPBWで使用しているキャラ・設定等の保管庫。及びTRPG仲間との情報共有・整理の場。                                 銀雨関連はカテゴリ「Silver Rain」に纏めてあります。
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さてさて、おさらい第二回です。
時系列的にこのセッションは、前回の失踪事件から約一ヶ月ほど経過しています。
その間にも、パーティは幾つかの冒険を行っていますね。
例えばウォルターと出会い、太陽光に当たると石化してしまう不思議な植物が
栽培されている植物園の探索を通して、アスピナ研とアルゼブラ研――すなわち
魔術師ギルド内の派閥抗争、確執に関わったり。
イゼロン防衛騎士団とマイリー戦士団との交流武闘大会が開催される事になり、
メンバー選出のための神殿内選抜試合に備えてカイルとジルとバリオが一緒に
集中訓練を行うはずが、何故かゴートやシルバ、スコッチ、ウォルターは勿論、
様々な人々を巻き込んだ大乱闘に発展して大騒ぎになってしまったり。
そんな風に前回の事件の黒幕である「怪しい奴ら」の動きも特に無いまま、
一ヶ月が騒々しくも過ぎ去っていったある日のこと、事件は再び訪れたのでした。

ちなみに、上記の二つの事件において特記するべき事柄は、
・生命の腕輪という、失った四肢すらも再生するマジックアイテムがあるらしい。
・ケルトリンから貰った、選抜試合の予行もとい乱闘優勝の賞品「勇者バッジ」。
・ウォルターの遍歴と、彼の『師匠』について。
これらはわりかし重要です。覚えておいて損はありません。
ではでは、前回に引き続き話を辿ってみると致しましょう……。



◎亡者の聖域――謎の宝玉と暗躍する影

●識者の帰還――良き賢者は良き父親にあらず?
時刻は夕刻。魔術師ギルドにそびえる魔術の搭の一角に、ノックの音が響く。
ウォルターの在籍するアスピナ研の前には、線の細い眼鏡の男性が立っている。
――――知識の搭の賢者アスベント・ヴァンスタインである。
新たに発見された遺跡群の、一ヶ月以上に渡る調査で得ることができた、
多種多様な資料の分類と鑑定が終わり、順次適切な部署に配分しているのだ。
話によれば、残念な事にいくらか荒らされていた遺跡もあったらしい。
残念そうに肩を竦めながらも、ようやく家に帰れると嬉しそうに語るアスベント。
賢者を束ねる高位の立場でありながら、自らこのような配分などの雑務もこなす
彼は部下によく慕われている。しかし家族サービスにまでは手が回らないようだ。
ひとしきりオブライエンらと世間話をした後に立ち去り、家に向かうアスベント。
その家は……そう、ヴァンスタイン家。彼はカイルの父親なのだ。

※のっけからGMシーン。ようやくカイルのお父さんが初登場しました。
一見して昼行灯。メアレイドなど他のおっさんたちと比べると頼りなさ気ですが、
賢者としてのセンスは天才的です。決して彼の地位は高貴な家柄のみによって
得られたものではありません。また派閥抗争の激しいイゼロンにおいて、
腹に一物抱えた曲者たちを少なくとも表面上は纏め上げている点を鑑みると、
もしかしたら彼自身、仮面を被ったかなりの曲者なのかもしれません。
違ったとしても、天然であらゆる人心を掌握しているということですから、
ある意味で非常に厄介な存在といえるでしょう。


●団欒――嵐の前の平穏
久方ぶりの父の帰宅に活気付くヴァンスタイン家。
珍しく顔色が良く、楽しそうなフィオナと御馳走に腕を奮うリリンシア。
もちろんカイルも父の帰宅を喜び、執事のセバスチャン、メイドのカタリナは
お祝いの準備にてんやわんやの大騒ぎだ。
一緒に食卓を囲んで、調査の話――北方で発見された小規模な遺跡群について
話を聞いたり、最近知り合った仲間――パーティのメンバーについて聞かれ、
選抜試合の話題も出る。結果は準優勝。カイルはジルに準決勝で勝利するも、
決勝ではバリオに惜しくも負けてしまった。だが、カイルもジルも騎士団との
交流戦に出場は決まった。
こうして賑やかに、ヴァンスタイン家の夜は更けていく。
翌日に待ち受ける嵐など、微塵も感じさせない穏やかな夜だった。

※私がGMを行うセッションは前置きがとても長いような気がします……。
前置きだけで一時間くらいは軽く潰れた記憶があるような、無いような。
もしオンラインセッションをやろうものなら、きっと全体で五時間くらいは
軽く越えてしまうでしょう。設定魔にして語りたがりの悪癖を持つ私は、
GMに向いていないのかもしれないと、たまに思います。


●スコッチの受難――慈愛の名の下に強制奉仕
翌日。スコッチはイゼロンに来てから、未だにマーファ神殿を訪れていない事に
思い至って神殿を探し歩くが、見つからずに針金亭で途方に暮れていた。
しかしちょうど居合わせたゴートが、知人の結婚式がマーファ神殿で行われた事を
教えてくれて、ようやく見つける事が出来たのだった。
……そりゃ、だれも貧民街に神殿があるとは思うまい。見つからないわけである。
訪れた神殿。そこを守るのは、一人の年齢不詳な女性パスメラーハだけだった。
というか、神殿は彼女の自宅を兼ねた小さな住居を改装したものに過ぎなかった。
これでは神殿と言われなければ分かる筈も無い。唖然とするスコッチ。
周囲の人々曰く、聖職者以外にも占師や学者の顔を持つというパスメラーハに
もてなしを受けるスコッチ。しかしそれを口にした瞬間、彼の立場は逆転する。
「……食べたわね? それ、もう最後の食料だったのよねぇ……」
突如雰囲気が変わるパスメラーハ。……これは、つまり、罠だったのだ。
なんと彼女は最後の食料の代償として、スコッチに奉仕を強要してきたのだった。
ちょっと待て! と抵抗するが、クエストをかけられて逆らえなくなってしまう。
その奉仕の内容は、神のお告げ、星の観測、夢の解析、獣の行動、
カードとコインによる占い、水晶に写る像、ティーカップの底に残る茶葉の形……
その他諸々が北方にて、人として自然あらざる姿形をなしている者どもの解放が
起こった事を示しており、マーファ神殿としては退治してあるべき形に戻して
やらねばならないというものだった。
そんなわけで、スコッチは強引に討伐に向かわされることとなるのであった。


※ある意味で全員の度肝を抜いたキャラクター、パスメラーハことパスゥの登場です。
スコッチのPLはTRPGを全く知らない上に、自発的なRPが苦手なようなので、
強引に絡んでいくキャラが必要かと考えた結果、こうなりました。
しかし……私のRPはカノアといい、パスゥといい、不条理で強引なキャラクターの
ものばかりが好評だということは、気のせいだと思いたいです。


●追蛇の任務――動き出した蛇
助けを求めて針金亭に駆け込むスコッチ。
例の如く寝不足のゴートと退屈気なシルバがカウンターでぐったりしており、
ミシェットのオカリナとカノアの調子外れの歌声が店内を賑やかす中で、
店長のダグフォーンとクラブサンは昼の混雑に向けて準備をしている。
カイルはまともに取り合ってくれるが、正義感溢れる少年としてはクエストを
マイリー神殿で解除するよりも、実際に退治するべきものがあるなら退治した方が
良いという意見。だが、グッタリーズはやる気が無い。
と、そこにメアレイドの伝言を預かったフィリスタンが現れる。
何と北の遺跡群付近でタトゥーらしき人物が目撃されたというのだ。
パスメラーハの指示の目的地も北。これは何か関係があるのではないか?
ようやくやる気を出してきた一行は早速北へ向かう事となるのだった。


●旅は道連れ、世は情け――仮面の魔術師は半泣きで縋りつく
いざ目的地へ……とその時、駆け込んで来たのは仮面の魔術師エイクロイ。
「アネリアをっ、彼女を助けるのを手伝ってくれ!!」
彼は魔術師ギルドに所属するソーサラーであり、冒険者でもある。
先の北方遺跡群の調査にも参加しており、魔術師ギルドの調査が終わってから、
改めて北の遺跡群を個人的に仲間と調査していたという。
ひょっとしたら何らかの見落としを発見し、財宝を得られるかもしれないからだ。
そして、なんと彼等は本当に発見してしまったのだ。隠された地下遺跡を。
彼等は早速探索を行ったが、内部には大量のアンデッドが潜んでいた。
二人がかりでは苦戦を強いられ、次第に追い詰められるエイクロイとアネリア。
エイクロイはやがて重傷を負ったアネリアをある部屋に匿ってハードロックで封じ、
一旦遺跡を離脱。体勢を立て直して救出することにしたということらしい。
仮面のせいなのか、いきなりエイクロイを怪しみ質問をぶつけまくる面々。
おまけにボロボロの体なのに回復魔法を拒み、
「私のことは良いから早くしてくれっ! 頼むから!」と急かすばかり。
……怪しすぎる。確かに重傷で危ないのだろうけど、そこまで急かすほど
ヤバイなら、これから北へ向かう時間だけでも息絶えるに十分だろう。
しかし最終的には、やはり正義の子であるカイルの慈悲で同行する事となる。
パスメラーハの言う「自然ならざるもの」もアンデッドっぽいし、ということで。
かくして魔術師を加えたパーティ六人は、改めて北へ向かうのだった。

※人を外見で判断しちゃいけませんよ(汗)。仮面に罪はありません。
まあ、親友である筈のタトゥーの裏切りとかをやってしまっただけに、
過剰に警戒されてもしょうがないとは思いますけどね……。
そして回復拒否は正直蛇足でした。前回トリックに気付かれなかったから
やや強めにアピールしたのですが、これは分かり安いにも程があったでしょう。
匙加減は難しいですね。
……そういえばスコッチは慈愛の神官なのに口出しゼロだったような。いいのか?


●潜入――亡者と踊るは暗き迷宮
エイクロイのお陰で判定の必要もなく、あっさりと地下へ進入した一行。
腐臭に満ち満ちた最悪な環境を恐る恐る進んでいく最中、シャーマンである
シルバは、異常に負の生命の精霊の力が強い事に気付く。
……それだけ多くの亡者が潜んでいるという事なのだろうか?
実際、襲い掛かってくる亡者はさほどの強さでもないが、何しろ数が多すぎる。
だがターンアンデッドやホーリーライトを習得したカイル、スコッチの敵ではない。
順調に薙ぎ払いつつ目的地へ近づく一行。しかし、一つの懸念があった。
何故かエイクロイは戦闘の度に物陰に隠れてしまうのだ。一体何のつもりなのか?
いくら酷い目を見たからといって、そこまで怯える相手でもないだろう。
……口にこそ出さないが、やがて彼らの脳裏には同じ一つの考えが浮かぶ。
エイクロイはターンアンデッドやホーリーライトを放つたびに、
過剰な反応を示していた。……つまり、神聖魔法に怯えているのだ。
おまけに回復魔法も遠慮していた。……あれ、まさか……こいつって……?

※性格上、積極的に活躍しにくいスコッチでも、この状況なら大活躍間違いなし!
……ということも考えてのアンデッド・オンパレード・セッションでした。
おまけに対アンデッドの護符まで与えて磐石に場を整えましたが……、
あろうことか、その修正値を加える事を完全にスコッチのPLが忘却。
思わず「お前は何をやってるんだっ!?」と叫んだりもしましたね……。


●死の淵にあっても、その願いは色褪せる事無く
やがて最深部に辿り着いた一行は、扉を開けようとするエイクロイを呼び止める。
「仮面を取れ」……戸惑いながらも外すが、別に普通の顔である。
だが最早完全に疑っているというか決め付けている一行。
……そう、つまりは……「お前って絶対アンデッドだろ!?」ということである。
そんなわけで強制成仏を執行しようとするという、予想していた最悪パターン。
だが、ここまできてそんな終わり方はGM的に洒落にならないので……
「その通りです。私は……既に一度死んでいます」と、肯定。
曰く、大量のアンデッドから逃げ切る事ができずに、一度は死んでしまったが、
その後、異様に負の生命の精霊力が強い遺跡の性質も手伝って、
アネリアを救出すべく執念から恐るべき速さでアンデッド(ゴースト)化したという。
姿が普通なのは、シェイプ・チェンジの魔法で姿を整えているからである。
そういうことかっ! と唖然とする一行。そして、
「もう十分です。ご迷惑をおかけしましたが……最後に、どうかアネリアを
無事に助けてあげてください。お願いします。」と、
彼女と再び会うこともないままに、そのまま成仏。全員呆然。
報酬として約束していた仮面(マジックアイテム)を拾い、「これ、どうしよう?」
「遺品だよな……」「彼女に渡すべきだよね?」「えー、それ俺が貰う約束だよ」
「シルバは黙れ」「でも、貰ってもいいんじゃねぇか?」「おいおいゴート殿……」
「ていうかアネリアさん助けましょうよ」という感じで困惑する一同。
と、そこで。突如背後から声が掛けられた!


●まさかの遭遇――少年の刃には加減も足りない
「うるせぇな……アンデッド共が騒いでるのか……?」
そう言って、背後の隠し扉を開けて現れたのはタトゥー。
「……………………」凍りつく一同。こっちの存在、まさかすっかり忘れてた?
「……ッ!?? なんでお前らがここに!!」
「タトゥー!? なにやってんだここで!!?」
「何をしているの、タトゥー? ……あら、これは困った事に……」
タトゥーだけでなく、ダークエルフの女性までもが現れてしまう。
「私と爺さんはいま手が離せないわ。食い止めて!」
「……ってなわけで、ここを通すわけにはいかねぇんだ」
と、何だか扉の向こうでヤバイ事をしていそうなので、急いで戦闘開始。
前回の戦闘を再現するかのごとくゴートが死に掛けるが、
数ターンの後にカイルがまたもや超クリティカルヒット!
生死判定を無視して扉の向こうへ鍵を掛けて退散する。
だが強引に強固な扉を打ち破って突撃する一行。
その先に待っているのは――――


●未知なる力――限りなく敗北に近い勝利
階段を駆け下った先には広間と魔法陣。そして巨大な扉があった。
扉は既に開け放たれており、中にはぽつんと紫色の宝玉が安置されている。
それを手に取り「ふぉっふぉっふぉ、一足遅かったようじゃの」と笑う謎のお爺さん。
その傍にはDエルフとタトゥー。あの宝玉が奴らの狙いらしい。
……それならやる事は一つ! 「それを渡してもらいます!」
だがしかし「どれ、わしが軽く捻ってやろう。お前達は先に帰りなさい」
と爺に促され、宝玉を持ったままDエルフとタトゥーは転移してしまう。
かくして謎のお爺さんと戦闘開始!
勇者バッジを使用して全力で襲い掛かるが、なんと未知の魔法によって
強化されたカイルの能力値をコピーしてしまうという凄まじい事をやってのける。
攻撃は悉く回避され、ファイアーボールで薙ぎ払われるパーティ。
しかし、カイルの攻撃が何とか命中し、多少の傷を負わせる事に成功する。
「ヴァンスタインの名に掛けて、貴方を倒します!」
「ほぉ、小童。貴様はヴァンスタインの末裔か……これは面白い!」
「よもやヴァンスタインの末裔が剣を握っていようとはな……因果なものよ」
「ふぅむ、今日のところは帰るとしようかの……貴様とはまた会うだろうよ」
「それまでに腕を磨いておくが良かろう、小童どもよ。ふぉっふぉっふぉ」
そう言って、謎のお爺さんは転移していった。
……どうにか、全員無事だ。しかし、殆ど手も足も出なかった。
未知の魔法。謎の宝玉。爺のいう「因果」。謎も多く残された。
しかし、今は無事にここを出るのが先決だ。
そうして一同は、どうにかこうにか無事に帰還するに至ったのだった。

※PLの度肝を抜いた出来事その3。ものまね爺さんの登場です。
当時、能力値は低いもののリアルラックが凄まじいカイルが、
能力値を強力に補正する勇者バッジを得た事で無双の強さを発揮しており、
正直扱いに困っていました。これを打開する方策はないものか……、
そう考えた結果、能力値をものまねする能力を持たせれば、
良い勝負になるんじゃないかということで、このようになりました。
この能力は想像以上に強烈で、あわや壊滅にまで追い込むところでした……
GMにとって、このセッションはさじ加減について考えさせられた回でしたね。


●嵐の後――思いもよらぬ再会
数日後。死闘から帰還したパーティは「針金亭」でぐったりしていた。
流石のカイルも元気はない。カノアたちも心配そうにしている。
……あの後、アネリアには事情を説明した。当然彼女は嘆き悲しんだが、
仮面(魔眼のペルソナ)は報酬として貰って良いということになった。
……いつもエイクロイが身に付けていただけに、見てても辛いのかもしれない。
――と、そこに突如響く絶叫。そして駆け下ってくるシルバ。
その手には例のペルソナが握られている。
何事かと思うと、なんとペルソナが喋ったというのだ。
驚いて確かめてみると、なんと装着している人物には声が聞こえてくる。
そしてその声は、エイクロイのものだったのだ!
……どうやら、成仏の瞬間にまたもや遺跡の力に影響されてしまい、
生前の繋がりが強かった魔眼のペルソナに囚われてしまったらしい。

彼の意識ははっきりとしており、会話もしっかりと成り立ってしまう。
世にも不思議な仮面と化したエイクロイ。以降、かくして彼はパーティの
知恵袋と化すのであった。……ねぇ、やっぱアネリアに返さない?(汗)


●総括
前回がシティアドベンチャー形式であった事に対して、
このセッションはハック&スラッシュ形式のダンジョンシナリオでした。
エイクロイのトリックについては叙述したとおり。ヒントが過剰でしたね。
エイクロイは個人的にネーミングとか気に入ってたキャラなので、
結構酷い扱いに少々悲しい気持ちです。……アネリアさんも哀れorz。
けれども放っておいたら本当に戦闘になりかねない感じだったので、
対応の不味さに対するペナルティ的に、後味の悪い成仏にしています。
……まあ、結局成仏はしていないのですけどね(笑)。
上手く対応できていれば、ボス戦では一緒に戦ってくれる予定でもあったので、
今回のボスである爺さんはかなり強いです。色んな意味で。
エイクロイもLv5のソーサラーだったので、本当は強いんですよ?

今回の敵方の目的は、言うまでもなく紫色の宝玉の回収でした。
何故彼らがあの宝玉を欲したのか、それはまだ分かりません。
ちなみに遺跡からの帰り道。シルバには明らかに遺跡内の雰囲気が変わった事が
分かりました。具体的には負の生命の力が弱くなっていました。
その理由は……分かりますよね?(笑)

今回もかなりうろ覚えです。間違いがあったら、指摘してくだされば幸い。

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前回のセッションから、あっという間に二ヶ月ほどが経ちました。速いものです。
もっと時間が欲しいですね、切実に。実現不可能もいいとこの願いですが。
それはともかく、セッションの間に随分時間が空いてしまっているために、
状況の把握具合が微妙なメンバーもおられるようです。
そんなわけだから、前回のセッションだけでなく、これまでの本筋に関わる
セッションの流れを大雑把に書いていってみよう。
皆さんは気付いていない小ネタも記述に混ぜ込んでみるので、
敵の目的も表面上は見えてきた感じだし、色々憶測していただければ面白いかと。
また、微妙に固有名詞の変更や追加があったりするので気をつけて。



◎失踪事件――パーティ結成の事件

●ワイルド・ゴートの不眠不休で始まる一日
夜明け前。浮浪者の扮装でギルド周辺の見張り役をしていたゴート。
夜通しの仕事を終えて、仮眠を取るために家路を急ぐ道すがらに、
酒場(銀色の針金亭)での無銭飲食騒ぎに遭遇してしまう。
ギルドに保護料を払っている店ということもあり、やむなく犯人を拘束して、
来た道を戻りギルドに引き渡す事に。
すると上司にして義父であるメアレイドに呼ばれ、
レミングス(ギルドに協力する一般人)の失踪事件の調査を命じられる。
不眠不休でぐったりしている体に鞭打って、無銭飲食犯であるシルバと、
巻き込まれたスコッチと共に、一路解決へ乗り出すことになるのだった。


●シルバ・イェレミーアスの食い逃げを試みる爽やかな夜明け
時刻はジャスト夜明け。長い旅(もとい迷子)の果てに都市へたどり着いたシルバ。
イゼロンの東門(獅子王の門)から、順番待ちの商人達を無視して強引に進入。
ゆっくり休みたい、もしくは暖かく美味しい食事を取りたいと店を探していると、
走ってきた一人のグラスランナー(カノア)とぶつかってしまう。
その場は何事も無く穏便に別れたが、後に食事代を払う時に至って、
財布がない事に気付く。そう、先程のグラスランナーはスリだったのだ(笑)。
駄々をこねて逃走を図るが、通りがかりの盗賊ギルド員(ゴート)に介入されて、
盗賊ギルドへ連行されてしまう事となる。
あわや人身売買されるか、官憲に突き出されるかと思いきや、シャーマンの能力に
目をつけたメアレイドの提案により、食い逃げの償いとしてゴートを手伝う事になる。
帳消しになるだけ? 報酬は貰えないの? などとキッチリ駄々をこねた結果、
事態の重さによっては報酬も支払おうということになり、行動を共にする事になる。


●カイル・ヴァンスタインの悪と駆け出す正義の朝
始祖賢者の家系である上に、高名な学者の息子であるにもかかわらず、
神官として通いでマイリー神殿の雑務をこなす傍らで、剣術の修行に勤み、
心踊る様な冒険を夢見る少年カイル。
戦の最前線だけあって戦神の信仰は篤く、毎日忙しい。
そんなある日、神官戦士団の中でも一際冴えた腕前を誇る先輩バリオから
一つの相談を持ち掛けられる。
同じく戦士団の若者の中では一位、二位の実力を争い、周囲からの人望も厚い
ジルという女性が何日も顔を見せていないことを気に掛けていたのだ。
そこで連れだって家を訪ねるものの人の気配はなく、首を傾げつつ神殿に戻ると、
失踪したレミングスの二人について聞きにやってきたゴートらに遭遇。
行方不明という共通項もあり、持ち前の正義感からカイルは協力を申し出て、
また事を重く見たバリオは、ギルドにジルについての調査を依頼する事になる。


●スコッチ・R・ケイヴの巻き込まれスラップスティック
夜明け。故郷であるカクタスから旅立ち、当てもなく一族の宝である宝玉を
奪った者を探し続けた果てに、イゼロンへ辿り着いたスコッチ。
冒険者の店で休息を取っていると、隣の席のエルフが金がないと騒ぎ出し、
何故かたかられてしまう憂き目に遭う。しかしそこはマーファの神官だ。
慈愛の精神でひとまず立て替えてやろうとするも、エルフ(シルバ)は
「返さないとダメ? いいじゃん奢ってよー」と言い出す始末。
流石に面食らっていると、入り込んできた盗賊ギルド員(ゴート)に、
シルバもろとも食い逃げ犯の濡れ衣を着せられて連行される羽目になる。
そんなこんなでシルバと共に、レミングス失踪事件の協力を打診されて、
懐具合も寂しい為に行動を共にする事になる。

※さてさて、開始時はこんな感じでしたね。揃いも揃って初心者で大変でした。
私も初GMでしたし……つか、TRPG自体、殆ど初経験も同然だし(汗)。
非常にパニクっていた覚えがあります。
……カノアのノリのお陰でテンションは高かったですが(笑)。
ここから事件の調査を始めたわけですが、さてどんな感じだったでしょう?


●調査開始――道を切り開くのは知恵や剣ではなく、一振りの拳骨
行方不明になっているレミングスは「ジェイド」と「アンソニー」という二人の男性だ。
また調査に向かった盗賊「レクトー」も行方不明だという。
それに加えて、マイリー神殿の「ジル」も行方不明……さて、どこから調べよう?
ひとまずジルの家に不法侵入して部屋をひっくり返すも、何も出てこない。
ジルは天涯孤独であるため、他に調べる手段が思いつかず、こちらは断念。
調査するにはやはり聞き込みか? とは思うものの、収穫は無く最初から行き詰る。
と、そこにカノアが助け舟。スリをかましてゴートやシルバに拳骨を喰らいながらも、
レミングスに斡旋した仕事は全部記録されていると教えてくれる。
通常、情報すらも商品と考える盗賊はめったに書類など作りはしないが、
レミングス関係は、一般人との面倒を避けるため書面にされているのだ。
その管理の当番は、ゴートの親友にして空き巣盗賊のタトゥー。
彼に事情を話して、どうにかレミングスの足取りを掴む事ができたのだった。

※当時は盗賊は書類を作らないなんて、全然知らなかったんですよね……。
まあ犯罪に直接かかわる書類でもなし、任せた仕事について書かれてるだけで、
それによって得られた「結果」については書かれていないので、
上記の解釈で納得してください(汗)。


●タトゥーの話――ネズミの行方
レミングスは二人とも城壁際の貧民街の人間だった。
そして、南区の倉庫街に居ついている「妙な奴ら」について調査していたらしい。
またレクトーについて聞いてみると、
レクトーとは四日前を最後に会ってないな」
「空き巣狙いをするときにはアイツと組むことが多いんだ。四日前も仕事だった」
「特徴は背が高くて、あと腕に彫り物がある」
「前に腕の良い職人を紹介してやったんだ。俺と同じ蛇の紋様だったな

とのこと。こちらの足取りは分からず、
一行は二手に分かれて、貧民街での聞き込みと、倉庫街の調査に乗り出す。


●黄金は恐喝に勝つか? 否、真に強きは潔癖なる精神
貧民街で聞きこみをするが、収穫どころか二人の男を知るものすら見つからない。
と、そのとき一人の男が一行を呼び止める。
「お前さん達、ジェイドとアンソニーを探してんのかい?」
(知ってるのか?という問いに)
「いやぁ、知らない筈だけど、聞き覚えがある気もするねぇ」
「(そっと耳打ちして)分かるだろぅ? カネだよ、カネ」
その男によれば、レミングスは二人とも天涯孤独。
調査に行ったきり姿を見たものはいないという。
これで、レミングスが調査中に、何事かに巻き込まれた可能性が確実になった。
また、男はこのような事も言った。
「誰も彼もアイツらを知らないって言ってるのは、口止めされてるからさ」
口止めをした奴らについて問いただすと、
「妙な事に巻き込まれるのは御免だがなぁ……二人連れだったぜ」
「顔を覆ってたからよく分からないけど、一人は女の声だったなぁ」
「もう一人は背が高くて、両腕に刺青があったみたいだなぁ」
口止めをした二人連れ。こいつらが「妙な奴ら」なのかもしれないと思う一行。
そして刺青に反応。レクトーが怪しすぎるというか、早くも犯人と断定される。
一通り情報を聞いた後に、金をせびるなどの男の態度が許せなかったのか、
カイルは男を引き摺ってマイリー神殿へ直行。上司のケルトリンに許可を貰い、
かのファリスの精神鍛錬房とは違う意味で真っ白に燃え尽きてしまいそうな
マイリー式精神鍛錬房に叩き込まれる。…………合掌。

※……貧民街の一地区とはいえ、それ全体に口止めするのは現実的じゃないし、
この場面は余計だったかなぁ、と今になって思います。
だいたい口止めしたにしては、男の喋った事は大したことでもないし(汗)。
でも、ここで「怪しい奴ら」の情報を出しておきたかったんですよねぇ……。


●午後――倉庫の迷路に惑う人々
一方、そんなこんなで倉庫街をひたすら探索しまくる面々。
……しかし何も見つからない。とことん苦労が報われないパーティである。
日も暮れ始め、一旦「針金亭」に集まり、情報を交換することにする。
事件の噂を聞いた先輩盗賊フィリスタンも交えて、話し合う面々。
と、そこに飛び込んでくるカノア。
「ねぇねぇ、ミシェットのこと見なかったー?」
「それがミシェットの奴、一昨日から宿に帰ってないんだ」
「俺っちと違ってミシェットは規則正しい生活してるから、夜になっても帰って来ないのは変なんだよね。しかも二日連続なんて、ひょっとしたら例の事件に巻き込まれているのかも」
「昨日ゴートと別れた後に宿に戻ったら、まだ帰った形跡がないから、ギルドに情報を聞きに行ったんだよ。そしたらメアレイドのおっちゃんに詳しい事情を聞かれて、何かこちらで調査するから、大人しくして、自分で探したりしないように言いつけられたんだ」
「まあ人の口には戸は立てられないからね。行方不明の件はもうギルド内で噂になってるよ。それを聞けば、いくら俺っちでも関連を疑うさ」
というように、更なる被害者が発生したようだが、調査の続きは明日ということに。

※……ある意味薄情だな、こいつら(汗)。
GMにはこのままダラダラと続ける気は無いので、ここで事を一気に進めることに。


●意外な襲撃者――断ち切れ、悪意の繰り糸
解散したその夜。カイルの家に一人の訪問者が現れる。
その女性に事件について話したい事があると誘われ、警戒しつつも付いて行く。
すると案の定、女性は男性二人と共にレイピアを振りかぶって襲い掛かってきた。
しかし、カイルはそれ以上に頭巾を外した女性の顔を見て驚愕する。
彼女は行方不明になっていたジル・チェンバースだったのだ。
彼らの目はぼんやりとしていて意志が感じられないが、その力量は確か。
三対一の劣勢に立たされながらもカイルは善戦し、やがて近くにいたギルドの
監視員によって呼ばれた仲間も駆けつけて、どうにか打ち倒す事に成功する。
傷を負いながらも逃走するジル。彼女を追跡する事に成功した一行は、
倉庫街の一角に辿り着く。
そこにはミシェットとレミングス。多数の一般人が囚われていたのだった。


●それぞれの証言――蛇の男と精霊使いの女
大なり小なり負傷している人々を伴い、治療のためにマイリー神殿へ向かう。
ケルトリンや色んな意味で真っ白になった貧民街の男に彼らを任せ、
ジルの意識が回復するのを待って、それぞれに経緯を聞く一行。
『レミングスは調査中に背の高い男に襲われ、気絶させられたという。
ふと気が付いたら倉庫の中に囚われてしまっていたそうだ』
『ジルはレミングスを人気のない場所に引きずり込む、両腕に刺青をした男を
目撃して怪しんで後を付けたところ、背後から襲われて気絶してしまったらしい。
その後薄暗い場所で目を覚まし、顔を隠した女に何らかの魔法を掛けられた。
それは、相手の言うことに逆らえなくなる魔法だった。
精霊使いのシルバによれば、チャームという精霊魔法らしい』
『ミシェットは空き巣をするべく、侵入が容易そうな倉庫を探している最中に、
偶然人質達を発見したが、両腕に刺青をしている男と鉢合わせしてしまい、
抵抗するも敗れてしまったらしい。獲物のダガーには毒を塗っているという』
ちなみに、倉庫は空き倉庫で契約者はいなかった。
彼らの証言は、口止めをしていた二人組みと特徴が一致している。
犯人の男はやはりレクトーだろうと予想する一行。と、そこに報告が舞い込んだ!


●決戦? 解決? されど幕引きにはまだ早い
なんとレクトーが倉庫街に現れたという。急行する一行。
待ち受けていたかのように立ちはだかるレクトーと数人の男達。
彼らはジルたちと同じく、意志の感じられない目をしている。
まさか、彼らも操られているのだろうか……? 疑問を感じつつも戦闘は開始され、
比較的あっさりとパーティは勝利する。
さて、どうも彼らもチャームをかけられているようだが、これはどういうことか?
……しかし、ここで彼らはもっと重要な事にようやく気付く。
これまでの証言によれば、犯人は両腕に刺青のある男。
しかし、レクトーの腕には「右腕」にしか刺青が無い。つまり、犯人は別にいる。
その犯人は…………勿論、タトゥーだ。タトゥーこそが真の犯人だったのだ。


●少年の剣には容赦が足りない
真実に気付いた一行。そこに声が掛かる。
「あーあ、やっぱり気付いちまったか……ちっ、しょうがねぇな」
いつの間にか、倉庫の屋根の上に立っていたタトゥー。
「精霊使いさえいなけりゃ、チャームで誤魔化せたのによ……間の悪い奴だ」
ギルド員でありながら、それに敵対するタトゥーを問いただす面々。
「俺は、ギルド長を許せねぇんだ。俺の親父は、ギルド長に殺されたんだよ」
なにやら重そうな理由に戸惑う一行。しかしゴートは、
「へぇ、じゃあおまえはそっちで頑張れよー」
…………………………………あれ、なに言ってんだコイツ?
ことごとく引っ繰り返る面々。お前ら親友だろ!? 止めろよ!!(汗)
と、まあ一瞬空気が凍ったものの、なし崩し的に戦闘開始。
ダメージ毒は結構な威力で、ゴートを瀕死にまで追い込むものの、
ここで能力値は一番平凡なカイルが超絶クリティカル!!
一撃でタトゥーは撃沈の憂き目に遭います。……ストーリー上、生死判定は
行いませんでしたが、やってたら絶対死んでいたでしょう(汗)。
ともかく戦闘続行不能になった時点で、タトゥーの後方に強烈な光が打ち上がった。
瞬間的に目を焼かれたパーティから逃亡するタトゥー。
こうして主犯は取り逃がしたものの、事件自体はひとまず解決となった。

※光はホーリーライトです。……実はコレ、距離が自身だから打ち上げたりは
出来ないんですが、まあ演出という事で勘弁してください(汗)。


●かくして彼らは針金亭に集う
取りあえず事件は解決となったが、タトゥーの離反に高レベルシャーマン。
更にプリーストとギルドに敵対する勢力が現れたわけで。
一行はメアレイドに頼まれて、この案件の対策要員として雇われる事になる。
そうして物語は、次のステップへと進んでいく事になる。



●総括
と、いう感じでしたね。最初のセッションは。
…………あれ、全然大雑把になってない? 気のせい、気のせいですよ(汗)。

さて、今回の肝は刺青のトリックですが、最後まで気付かれませんでしたね。
タトゥーの話では、レクトーは腕にしていると言っただけで、
どの腕にしているのかははっきりとは言ってません。
タトゥーも刺青をしている事を強調したのですが、それも気付かなかった様子。
あの時点で詳しい刺青の位置を聞かれれば答えざるおえなかったので、
その場合にはおそらく貧民街の時点で真犯人に気が付いたことでしょう。
GMとしては、驚いていただけたので良かったですけどね(笑)。

もう一つはチャームの利用でしょうか。
チャームの効果は一週間も続きますから、高レベルのシャーマンなら
こういう風に利用して操りまくるのも可能じゃないかと。

事件の全容としては、ギルドに揺さぶりをかけるために一般人を攫って、
その罪をレクトーに押し付けるという単純なものです。
内部の人間が起こした事件なら、ギルドとしても多少の混乱が生じるでしょうし、
一般人に対する信用(盗賊ギルドに使うには変な言葉ですが)も損なわれます。
それに、できれば内通者であるタトゥーは引き続き、内部に留まって撹乱し、
引っ掻き回す立場でいられれば良い感じですしね。

「怪しい奴ら」の今回の目的は、ギルド長に対するちょっとした揺さぶりです。
彼らもギルド長の正体は知らないのですが、ギルド長を特定しなければならない
事情があるため、一般人を巻き込んだ事件を起こせばギルド長の性格上、
自ら動いてくるんじゃないかという期待ですね。
……しかしながら、今回彼らは目的を達成できなかったようです。
元から期待は薄いですし、挨拶代わりみたいなものとして起こしたものなので、
色々と計画性が雑過ぎる事件でした(言い訳じゃないよ!/汗)。
だから、レミングスではない一般人とか、巻き込んで攫ってます。
適当に傭兵をとっ捕まえて、チャームかけてパーティにけしかけたりと……
まあ、けっこう無茶してます。思い返すと、本当に無茶してると思います(汗)。

……と、まあこんな感じで。
随分前のセッションですから、GMもうろ覚えで書きました。
メンバーの方は、間違いがあったら、指摘してくだされば幸いです。

賢者の学院関連

◎オブライエン hum/male/39
・アスピナ研究室室長。知的な大男。

・地位のための妨害、策略が横行するイゼロン魔術学院において珍しく出世に興味のない真っ当な研究者。

・学院に入ったのは20代後半だが実直かつ努力家であるため次席で卒業している

・厳格な発言に似合わず部下には実の家族のように接する心優しい人間ではあるが、混沌とした学院内の権力闘争を勝ち抜いてきただけあって、禁止されている筈の毒物の研究を「密売すれば研究資金になるだろう」と実質許可する等、腹黒い一面もある。


※一時期ゴートのPCが行ったキャンペーンで登場。フロントミッションなんだかアーマードコアなんだかよく分からないが、名前はそちら方面のキャラが元ネタらしい。


リリウム hum/female/22
・アスピナ研研究員。小柄な才媛。

・もともとは行商の娘だったが、13年前に山賊に両親を殺されて逃亡していたところを、たまたまフィー
ルドワークにきていたオブライエンに拾われる。

・その後メキメキと頭角を現し、学院を主席で卒業してアスピナ研に入るが、過去の影響からか「非力な者でも屈強な敵に打ち勝つ手段」として毒物の研究に固執することになる。

・本人としても毒物の研究が犯罪スレスレであることは自覚しているらしく。日頃からかなりストレスを溜め込んでいる。


※オブライエンと同上。名前はアーマードコアらしい。


◎フラジール hum/male/20
・病的に痩せた男。先代室長の跡継ぎとして生まれ、英才教育を施されるが代償として感情表現ができない。

・一応まともな感情はあるらしく、ウォルターの監督を進んで買って出たりリリウムを気遣ったりもする。

・自分が笑えない事の代償行為であろうかギャグに関するこだわりが強く、時たま身体を張ったジョーク(自分の創造物に殴られる)を真顔でやる。

※オブライエンと同上。名前はアーマードコアらしい。


その他

◎アスベント・ヴァンスタイン hum/male/42
・カイルの父親。線の細い眼鏡の男性で、始祖賢者であるヴァンスタイン家の次男。

・名の知れた賢者であり、フィールドワークによる調査を主体とする。

・研究に心血を注ぐ余りに向こう見ずで後先考えない判断や行動を下すことも多い、研究以外には無頓着で鈍い性格。ついでにお人よし。

・それゆえに、元々は王都セクレムに居を構えていたにも拘らず、イゼロンへ危険を顧みる事無く引っ越してしまった。

・カイルには同じく学者になってもらいたかったが、カイルの意思を尊重して口出しはしていない。というか、自分が好き勝手やっているだけに、口出しできないとも言う。

・多少は魔術も齧っているが、そちらの素質は低いようで初歩程度しか扱えない。

・現在は賢者の学院の知識の塔で、識者として多くの賢者を束ねている。大賢者に昇格する日も近いといわれているが、当人はこれ以上地位が上がると好きに研究が出来ないと、敬遠しているようだ。



◎リリンシア・ヴァンスタイン hum/female/40
・カイルの母親。一見厳しく冷たい印象だが、お節介焼きでやはりお人よし。

・かつては冒険者であり、剣の腕前は結構なものを持つ。その性格から大概の依頼は断ることが出来ず、所属していたグループは常に自転車操業だったそうな。

・王都を中心に活動していた際にアスベントの遺跡調査の護衛を幾度と無く務めた。

・やがてアスベントがイゼロンへ居を移すことを知り、その性格からか、はたまた既に恋心を抱いていたのか、彼について行く事にする。

・そして、現在に至る。冒険の過酷さを肌で知っているだけに、カイルには平凡でも平穏な生活を送ってもらいたいと密かに思っている。



◎フィオナ・ヴァンスタイン hum/female/13
・カイルの妹。病弱で儚げな印象の少女。

・神聖魔法をもってしても癒せない病に冒されており、ベッドから離れられない生活を送っている。たまに喀血を伴うほどの発作を起こし、先は長くないと見られている。

・家族を心から愛しており、何かにつけて料理など少しでも手伝いをしようとするのは、迷惑をかけてばかりの己の身を悔しく思い、役に立ちたいと願うが故である。

・結果として病状を悪化させて発作を起こすのは、悲しいながらもお約束だ。

※カイルのPCの熱烈な希望により作成。名前は彼によるもの。


◎クラブサン hum/male/20
・長髪で女好き。冗談交じりの軽薄な口調が特徴。きっとキラーンと瞳と歯を光らせたりするのだろう。

・ゴートの親友であり、冒険者の店『銀色の針金亭』に勤めるバーテンダー。ダグフォーンの無口を補って余りある程に口が回る。

・一見して不真面目で適当としか思えない性質をしているが、何気に料理や掃除も完璧にこなし、死角が無い。


※ゴートPCの原案。フロントミッションの機体名らしい。


◎ダグフォーン hum/male/43
・冒険者の店『銀色の針金亭』の店主。

・筋骨隆々の大男で黙々と寡黙に仕事をこなす。存在感は物凄いが、目立たないお方。

・やはり元冒険者で色々とコネを持つが、その性格ゆえに恩恵に預かるには余程気に入られるか、彼の言葉を引き出すほどにアグレッシブかつアクティブな態度で望む事が必要となるだろう。なんとも難儀な店主さんである。



エイクロイ hum/male/26
・魔術師ギルドに所属しつつ、冒険者稼業に精を出していた魔術師。

・北方にて発見された遺跡に学院の調査後に赴き、取りこぼしの財宝を探したり、個人的な学術調査を行うつもりであった。

・しかし遺跡内で大量のアンデッドに襲われ、仲間であり恋人のアネリアを護る為に犠牲となってしまう。

・その後、異様に負の生命の精霊力が強い遺跡の性質も手伝って、アネリアを救出すべく執念から自らも恐るべき速さでアンデッド(ゴースト)と化す。

・シェイプ・チェンジの魔法で姿を整え、針金亭にたむろっていた冒険者達(PC)の力を借りて無事にアネリアを救出。未練を晴らして成仏するも、またもや遺跡の力に影響され、報酬として冒険者達に渡した愛用のマジックアイテム「魔眼のペルソナ」に囚われてしまうこととなる。以降パーティの知恵袋と化す。


※取り合えずPCを驚かせたいと思って作成。シェイプ・チェンジでは、人間が非生命体(アンデッドは生きていない為に非生命体)になる事は出来ないという記述はあるものの、非生命体が変身することはできない、という記述は無い為、詭弁かと少し思いつつも出してみた。アンデッドがホーリーライト等に弱いのは肉体的な性質というより魂的な問題であると判断して、PCがそれらを使う際には不可解な行動を取らせ、伏線を張った。結局はばれる事無く驚いてもらえたが(代わりに終始何らかの罠に嵌めようとしているのではないかと疑われ続けた)。


◎アネリア hum/female/21
・エイクロイの冒険者仲間であり、彼の恋人。盗賊ギルドに一応所属しているが、冒険者として活動するほうが多い。

・遺跡での一件からは塞ぎ込んでいて、ギルドにも顔を出していないようだ。エイクロイが未だ成仏し切れていないことは、ご存じない。いとあわれ。



◎ミハイロ・イェレミーアス helf/male/??
・シルバの父親にして、里の長であるハイエルフ。グリアール大森林地帯に在住。

・里が謎の敵襲にあった際にネイジールを逃がす。以降生死不明の行方知れず。


◎ネイジール・ドリカロット half/male/18
・シルバの義兄弟であるハーフエルフ。捨てられていたところをミハイロ・イェレミーアスに拾われて育てられた。

・シルバの出奔から数日後に、里が謎の襲撃を受けた際、長によって一族の宝である「緑陽珠」を預けられ、シルバを追って共に逃げるよう言われる。

・自分だけ逃げ出す事に躊躇を覚えるが、ダークエルフの配下に見つかり、自分を必死に守ろうとする長の言葉に背を押されて逃げ出す。

・しかし街道を外れた方向音痴のシルバとは結局会えず、しばらく様子を見た後に里へ戻って焼き払われた残骸を目の当たりにする。

・しかし死体などは何処にも見当たらず、連れ去られた可能性も考慮して、独自に敵の正体を探るべく行動を開始する。



◎敵性ダークエルフ delf/female/??
・盗賊ギルドに敵対している謎の組織の一員。

・白と黒のナイフ二刀と、近接でも発射できる特殊な小型弓を操る。いずれにも毒が備わっている。また、優秀なシャーマン技能をもっていることが予測される。


・PCは知らないが、武器の名称はナイフが「黒耀」「白亜」。弓が「蝶の牙」。

※「蝶の牙」という名はサモンナイトから。


◎敵性おじいさん hum/male/??
・盗賊ギルドに敵対している謎の組織の一員。

・怪しい雰囲気を醸しだしつつも、かくしゃくとした態度のおじいさん。

・高いソーサラー技能と、恐らくはダークプリースト技能を持っていると思われる。



◎イドゥーヤ・ハッシェイム hum/male/??
・敵性ダークエルフと共に現れた大剣使いの戦士。恐らくは盗賊ギルドに敵対している謎の組織の一員。恐るべき破壊力を備えている。

・浅黒い肌の男で真っ白な髪は長く、後ろで一つにまとめられている。糸目。

・大剣は刀身が半液体であるかの様に波打ち、七色に輝いている魔法による物で、シルバのストーンブラストや結界の魔方陣を分解して見せた。魔法を解体する恐るべき能力を持っているようだ。

・PCは知らないが、剣の名称は「千紫万紅」。



◎カルナミュート hum/male/26
・ウォルターの話に出てくる『師匠』。

・とんでもなく優秀な魔術師らしいが、権力抗争とそれに伴う彼の才能への当て付けや嫌がらせにぶち切れて、セクレムの賢者の学院は魔術の塔の、三階から上を木っ端微塵に吹き飛ばしたらしい。アバンギャルドでぶっ飛んだ性格である。

・以降、当然騎士団に追われたりする羽目にもなり、学院から姿を消して除名扱いとなる。


◎盗賊ギルドに関わる人物
●メアレイド・レオノーラ hum/male/43
常に純白のスーツを身に着けている、威厳に満ちた白髪の壮年男性
イゼロン盗賊ギルドの筆頭幹部であり、みなしごであったゴートの養父でもある人物
直接的な戦闘は不得手だが、知略と謀略をもって物事を手繰る手腕で右に出る者はなく、
ギルド随一の切れ者として、仕事に伴う情報操作や構成員の統制を一手に担っている


冷徹な判断と計算で策を巡らせることからは無慈悲な性質を窺わせるものの、
ひとたび家に戻れば、裏の世界に身を浸す人間とは思えない良き父親としての顔を見せる
ゴートにとっては、上司であると同時に父親として頭の上がらない人物であり、
自分を『ニコ』と呼ぶことを甘んじて受け入れている、数少ない存在のひとりでもある
ゴートを拾った理由は、己の意のままに動かせる都合の良い手駒を育てるためだったが、
ラトーナの件におけるゴートの行動と、ゴートの本質を突いたラトーナの言葉をきっかけに、
自身の都合でひとりの少年を捻じ曲げた罪の重さを少しずつ感じるようになっていった

現在は父親として、ゴートが裏の世界で生きることを快く思っておらず、
ゴートを後戻りの出来ない稼業に導いてしまったことに、ひそかに罪悪感を抱えている
ゴートを『ニコ』という名前で呼び続けているのは、その後悔と未練の表れでもあり、
『異名とは自ら喧伝するものでなく、他人から語られてこそのもの』という言葉は本心だが、
この場合においては、どちらかといえば建前としての言い訳に近い

――ここまで確定(だといいな)――

先のギルドの派閥抗争の終結と、国家権力との調停に貢献した最大の功労者であり、
本来ならば現イゼロン盗賊ギルドの首魁となっていてもおかしくはないのだが、


決して表舞台に姿を見せないギルド長に代わって、
全体指揮や方針決定
盗賊ギルドを陰で支える実質的な最高責任者として、昼夜を問わず多忙を極めている

新人との面談もギルド長の代理として行っていることで、メアレイドをギルド長だと新入りに悉く勘違いされている始末。最近はタトゥーの離反やら、その背後についての調査やらで更に悪化し、一ヶ月も家に帰れない日々を送っているらしい。



●ラトーナ・アルペジオ hum/female/18
左手と右足のない怜悧な美人。職業は手配書専門の画家。
13歳まではさる貴族の令嬢つきのメイドだったが、令嬢の外出中に盗賊ギルドの用心棒だった猟奇殺人犯に誘拐され、ゴートの初仕事時に偶然救出された時には暴行を受け二肢を失っていた。救出後もギルドの関与をもみ消すために消されそうになるがゴートの強い嘆願で形だけ彼の情婦としてギルドで生活するようになる。自立心旺盛な性格で一人でも生きられるよう絵画の技術を習得している。夫を語るときはいつも皮肉交じりだが、愛情の裏返しであり、不器用だが優しい彼を深く愛している。・like:猫の小物集め  ・hate:不必要に気を使われること 刃物

●カノア・スライアーツ gra/male/44
青髪のグラスランナー。ミシェットの双子の兄。流れの盗賊でスリを得意とする。その腕前は相当なものらしい。荒事にもなかなか手馴れている様だ。ひたすらに無邪気で、悪意無く人の神経を逆なでするのはお手の物という困った性格。物事は楽しければどうでも良く、周囲を強引に巻き込んでは騒動を巻き起こすこともしばしばである。普段は針金亭でミシェットの演奏に合わせ、楽しげに調子外れな歌を披露していたり、町中を駆け回ってスリに明け暮れていたりする。既に盗賊ギルドに所属する全メンバーは、一度はカノアにスラれてしまっているらしい。スラれた回数が多い者は気に入られてしまった証拠だと、専らの噂だ。

●ミシェット・スライアーツ gra/female/44
カノアの妹。青髪を肩で切り揃えている。空き巣を生業とし、鍵開けと気配消しに関しては、カノア以上の腕前を持つ。また、歌も得意としていて、針金亭ではよく彼女の横笛を聞くことが出来る。性格は穏やかで丁寧。少し引っ込み思案な面があり、カノアの後ろで目立たずにいることが多い。基本的に気分屋なグラスランナーには珍しく、規則正しい生活を旨としている。何時何処から生まれた設定なのかGMにも定かでないが、彼女にはファンクラブがあるらしい。屈強なお兄さん達が主なメンバーで、騎士や神官戦士も多数名を連ねているとかいないとか。

●ナムスカル hum/male/20
ゴートの親友。愚痴っぽい鍛冶屋。少し太り気味で、気分が良いとかなり大声で話す。若いながらもなかなか腕は良く、親方にも眼をかけられて毎日しごかれまくっているらしい。(だから話に出てこないのさ←超言い訳)

●タトゥー hum/male/20
ゴートの同僚にして親友。背の高い男で、両腕をはじめとして全身に刺青を入れている。主に空き巣を働くシーフであり、手先の技に関してなら同期の中でも相当の腕を持つ。喧嘩も強く、ゴートは一度も勝ったことが無いとか。(集団暴行には負けるけどっ!)陽気な性格で気に入った相手には背後から近づいて突然抱きつき、驚かせる癖がある(生かしどころが無く、実質何処かに消えていった設定)。「俺の親父は、今のギルド長に殺されたんだ」「十年前の事件を知っているか?」などと意味深な言葉を残しつつ、盗賊ギルドを裏切り、謎の組織と手を組んで活動中。ダークエルフ特有のダメージ毒を所有し、刃物に塗布して戦闘に使用する。

●フィリスタン・クレートレング hum/male/28
ゴートやタトゥーの先輩である盗賊。やや子供っぽく調子の軽い性格で、後輩を引き連れては賑やかに騒ぎを繰り広げている。しかし盗みの腕も戦闘技術も高いものを持っており、過去にゴートと山で遭難中にワイヴァーンを追い払った程らしい。メアレイドの断り無く名を騙って指示を飛ばし、ゴート達を誘導した節がある。敵か、味方か。それはまだ分からない。

●ギルド長 ??/??/??
盗賊ギルド長。その立場にもかかわわらず、メアレイドに雑務を全て押し付け一盗賊として活動している始末で、新人の面接はおろか幹部の会合にもろくに顔を出さない謎の人物。よって、ギルドの活動を仕切っているメアレイドをギルド長だと勘違いしている盗賊も少なくない。むしろ大多数がそうであると認識しており、ギルド長に会った事があるとしても、先輩や同僚の一人としか思っていないだろう。その間違いを正そうとしたり、ギルド長を窘めて仕事をさせようとするのはメアレイドだけであり、他の幹部達はギルド長の性格を十分過ぎるほどに分かっているため、既に半ば諦めて口出しすることは無い。


◎マイリー神殿に関わる人物
●ケルトリン・アンクレシス hum/male/38
マイリー神殿の司祭。数ヶ月前にイゼロンへ赴任してきた。マイリーの司祭にしては小太りで、腕っ節は弱そうな印象を見せる。常に穏やかな笑みも絶やさない。それ故、赴任直後に熟練の神官戦士がケルトリンを認めず、決闘を挑んだこともあった。しかしケルトリンは彼らをすっかり伸してしまい、以来尊敬と共に畏怖されていたりする。普段は書類仕事やらに精を出し、たまに訓練場で指南をすることもあるらしい。

●ジル・チェンバース hum/female/23
体格のいいショートの女性。裏表のない性格と面倒見のよさで他の見習い司祭からの人望を集めている姉御。元は裕福な商家の生まれだが「色んな事がメンドくなった」為に出家したらしい。戒律を軽んずるために上からの覚えは良くないが、元々卑怯なことが嫌いなために特に問題を起してはいない。趣味がフルマラソンという筋金入りのアスリート気質。・like:喧嘩、男気のあるヤツ  ・hate:手抜き、小難しい話

●バリオ・ロッソ hum/male/19
眉間に皺を寄せたスキンヘッドの大男。傭兵業で財を成した貴族の次男坊、幼いころから戦いの話を聞いて育ち、義とは何か?という命題を探求するために神殿に身を置いている。いつも難しい顔をしているが気難しい訳ではなく、案外卑近な事も考えていたりする。最近の悩みは人から恐れられる容貌をどうすればいいのか分からない事。・like:お茶、ふとした閃き  hate:勘違いされる事(酒場で用心棒だと思われた)


◎マーファ神殿に関わる人物
●パスメラーハ hum/female/??
淡い紫がかった髪色の美しい女性。外見は少女だが、何年もイゼロンに居を構えているらしい。年齢についての質問は禁断。髪は床に軽く引き摺るほど長い。「パスゥ」という愛称で呼ばれるのを好む。城壁付近の貧民街に廃屋同然の居を構えており、内装を一部改造して神殿としている。周囲の人々曰く聖職者以外にも占師や学者の顔を持つらしい。事実、神のお告げや星の観測、夢の解析や獣の行動、カードとコインによる占い、水晶に写る像、ティーカップの底に残る茶葉の形などから、的確に様々なことを予見したり、感知したりしている。無論神官としての腕も確かで、彼女に対して畏怖と、変人に対する好奇心を抱く人々も結婚式などマーファに属する儀式は必ず彼女に依頼している。住居の状態などから分かるように、彼女はとても貧乏だ。もしもその彼女からもてなしなど受けようものなら、それ相応の奉仕活動に勤しむことを覚悟せねばならない。拒否したとしても、クエストをかけられた上で消費した精神力分も加味した試練を与えられるのがオチだ。当然そんな彼女の元で神官として働きたがるものはおらず、神殿を護るのは彼女一人である。流れの神官がマーファ神殿の場所を聞けば、人々は揃いも揃って複雑な、哀れみと悪戯心が入り混じった表情を浮かべて案内してくれることだろう。


◎騎士団に関わる人物
●フェナンシス・エウリノルン hum/male/29
セクレムレイン国護界騎士団麾下イゼロン東防衛大隊の隊長。始祖賢者に連なる貴族の生まれであり、魔術と剣の技双方に優れた腕を持つ。波打つ金髪に優しげな風貌を持ち、かつ堂々とした姿から、市民によく慕われている。

●レミルディ・カロンガルド hum/male/32
セクレムレイン国護界騎士団麾下イゼロン西防衛大隊の隊長。冒険者から騎士に取り立てられたと言う、紅髪にして隻腕の騎士。フェナンシスとはその頃からの知り合いだったらしい。冒険者時代に精霊遣いとしての技術も習得しており、フェナンシスと同様に優れた魔法戦士として知られる。かつて片腕を失った戦い以来、表に出て戦うことは少なくなったが、重い病に犯されているという噂もある。下っ端の兵士達によれば、寡黙で青白く能面のような顔色をしており、髪の色と相まって不気味な雰囲気を醸しているらしい。


◎カイル・ヴァンスタイン hum/male/16
・能力値:器用度13(2)/敏捷度14(2)/知力15(2)
      筋力17(2)/生命力15(2)/精神力14(2)
・技能Lv:Fig4/Pri(マイリー)3/Sag1
・装備品:魔剣デルフリンガー+1(17R)
      モール+3(17R)
      ラメラー・アーマー+3(17R)
      ガードグラブ(1R)
・その他:勇者バッジ(ブレイブ・シンボル)
      魔晶石(3)


・始祖賢者の家系であるヴァンスタイン家の次男。
・外の世界に憧れて冒険者になった16歳男子。イゼロンの実家に住んでいる。
・我流の剣術を使い、性格は曲がったことが許せない熱血漢。

※苗字はナイトウィザードのキャラ。名前はテイルズのキャラから取ったそうな。


◎ワイルド・ゴート(本名ニコラ・レオノーラ) hum/male/20
・能力値:器用度20(3)/敏捷度16(2)/知力10(1)
      筋力20(3)/生命力14(2)/精神力11(1)
・技能Lv:Thi5/Ran1/クラフトマン(木工)3
・装備品:ブロードソード+2(10R)
      魔弓鳳堕し(10R)
      ハードレザー+2(10R)
      スモールシールド(1R)

・その他:鍛えの鞘

・筋肉質でこめかみに傷。
・ぶっきらぼうで粗暴な言動から冷酷に見えるが、実際は人の幸せを切に願う優しい男。
・誤解されやすい性格を直そうと努力しているが、洒落にならないことばかり言ってしまう。
・元孤児で5歳の時にメアレイドに拾われ、それ以来盗賊ギルドで活動している。

・女性じみた本名を嫌い、自ら「ワイルド・ゴート」と名乗っている。

※こっちはフロントミッションから取ったらしい。私には馴染みの無いジャンルだ。


◎シルバ・イェレミーアス elf/male/220
・能力値:器用度18(3)/敏捷度20(3)/知力22(3)
      筋力2(0)/生命力11(1)/精神力22(3)
・技能Lv:Sha4/Thi1
・装備品:スタッフスリング+3(1R)
      クロース・アーマー+2(1R)
      スモールシールド(1R)
・その他:魔眼のペルソナ
      魔晶石(10)(5)
      ポップブリッド(4)

・ひ弱だが、どうにかして、この世を生き抜いている……らしい。
・一見天然ボケでマイペースのようだが、実は腹黒極まりない……らしい。
・エルフの小規模集落の出身。
・エルフは100歳から成人なので、成人してからも百年程集落で暮らしていたことになる。
・それだけ居ついておきながら一体何の心境の変化があって旅立ったのやら。
・疑問が湧かないでもないが、まあ変人だったからということで片付けようと思う。
・そして方向音痴。
・街道外れたら結構危ない物事が盛り沢山だが、何か幸運で無事に済んでるのだろう。
・どうも誰かを探して旅に出たらしいが、あまり熱心そうではない。
・退屈な里から飛び出す都合の良い口実にした節もある。
・謎の能力「ブリジンガー」を保有。面白かったので許可。

※苗字はラノベ「黄昏色の詠使い」から。こうして見ると、各々の趣味が分かりやすい。
  ブリジンガーはファイア・ボルト使用時にアローを一本消費して打撃力を+2する。
  名前は「エラゴン」より。


◎スコッチ・ロウ・ケイヴ dwa/male/28
・能力値:器用度17(2)/敏捷度8(1)/知力11(1)
      筋力14(2)/生命力19(3)/精神力26(4)
・技能Lv:Fig1/Pri(マーファ)4/bir1/クラフトマン(宝石細工)5
・装備品:ヘビーメイス+2(14R)
      魔剣アーリ-ドライヴ+1(12R)
      ロングボウ(14R)
      スプリント・アーマー+2(12R)
      スモールシールド(1R)
・その他:アンデッドの護符
      魔晶石(8)(3)


・カクタスに在住していたが、一族に伝わる宝を自分のミスで盗賊に奪われる。
・宝を取り戻すべく、その足跡を追ってイゼロンへやってくる。
・見事にパスメラーハにとっ捕まり、以来こき使われる日々を送っている。
・実はカクタスのドワーフを束ねる首長の息子。
・ドワーフなのに酒が大の苦手。幼少から酒豪の父親に散々飲まされたトラウマらしい。

※スコットという名になる筈が、ちょっと変えるとスコッチだな、とふと思った
  私のせいで変更の憂き目に遭う。ドワーフって酒好きだし、似合うといえば
  似合うか……と思ったら、なんと酒嫌い。ご愁傷様……(笑)。


◎創作マジックアイテム
・魔剣デルフリンガー
ヴァンスタインに伝わる、童話の体裁で描かれた伝承の古文書を元に、
グリアール大森林地帯を探索した末に発見した大剣。
ヴァンスタインの紋章である「ジェミニエンブレム」が刻まれている。
突き立てられた石段にパーフェクトキャンセレーションの魔方陣が施されていたが、
これが何を打ち消す為に刻まれていたかは不明。
PC達が抜くことはかなわず、諦めかけた際にイドゥーヤらが現れ交戦。
「その剣はヴァンスタイン縁の物ではあるが、抜くべきは貴様ではない。私だ」
そう言い放ってイドゥーヤは、交戦の最中に魔剣の能力で綻びかけていた陣を
完全に破壊。その手にかけるが彼も抜くことが出来ずに驚愕する。
その後戦闘は膠着状態に陥るが、突如として溜め込んでいた力を吐き出すかのように、
剣が石畳を吹き飛ばしつつ舞い上がり、戦っていたカイルとイドゥーヤの元へ飛ぶ。
判定の結果、剣はカイルがその手に収め、次の瞬間剣は膨大なエネルギーを秘めた
衝撃波を放って敵を吹き飛ばし、撤退を余儀なくさせた。
色々と謎は残るが、現在はカイルが所有。デルフリンガーと名付ける。
あれほどの力を見せ付けたにもかかわらず、現在は単なる+1魔剣扱い。
どうやら剣は意志を持つようだが、好んで語ることは無い。

◎勇者バッジ(ブレイブ・シンボル)
マイリー神殿の大掃除の際に出てきた出自不明のマジックアイテム。
剣と盾の意匠が施された銀色のバッジ。使用者に勇者と呼ぶに相応しい
能力を与えるらしい。ただし肉体・精神共に多大な負荷を受ける為、
僅かな時間しか効果は得られず、多用も出来ない。
戦闘のターン開始時に使用を宣言。
効果は、宣言から三ターンの間全ての能力値をその種族がキャラ作成時に
持ちえる最大値(人間なら全て24)として扱う。ボーナスも変化に準ずる。
仮に使用者が変化値以上の能力値を元から保持していた場合は変化しない。
効果終了後はセッション終了まで、全ての能力値が-1される。
二回目以降使用の場合は、効果終了後のマイナスがさらに-2、-3、-4と重なっていく。
更に二回目の使用では-1、三回目は-2といった要領で、能力値を半永久的に失う。
一セッション中に、使用者の(生命抵抗力+精神抵抗力)÷2(切り捨て)以上に
効果を使用した場合、使用者は死亡する。

※適当に思いつきで作ったがために、色々と恐ろしい代物。名前は、個人的にNo.1のRPGであるクロノ・トリガーのアイテムから。

◎鳳堕し
通常時には何のボーナスも無い大弓だが、飛行している相手に対しては
CL値が-1、追加ダメージが+2される。

◎魔眼のペルソナ
くすんだ銀色の、顔の右半分だけを隠す仮面。
装飾の無い簡素なものだが、ミスリル銀製。
センスマジックが掛けられており、仮面を装着したものは
右目で視覚的に魔力を捉えることが出来る。

◎魔剣アーリードライヴ
+1のソード。使用者の精神を加速させ、能動的なものに限って何者よりも早く
行動を開始することが出来る。
使用者の敏捷度に関わらず、行動順位が常に一番になる。
ただし、遅らせることも出来ない。

※名称・イメージ共にユグドラ・ユニオンから。


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