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TRPGやPBWで使用しているキャラ・設定等の保管庫。及びTRPG仲間との情報共有・整理の場。                                 銀雨関連はカテゴリ「Silver Rain」に纏めてあります。
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●当初の予定
ヴァルモン帝国に生まれ、まだ尻の青い頃に徴兵されて以来、
あっちこっちでドンパチをやらされ続ける人生を送り、いい加減うんざりしていたが、
ようやく血で血を洗う馬鹿騒ぎに一区切りがついたので退役し、帰郷する
そこまでは良かったのだが、手に職はないし、おつむもスッカラカン
家族は戦争に巻き込まれて亡くしているし、親類縁者もほとんどいない
貴重な青春をまるごと戦場に捧げる羽目になった身には、仕事を頼るツテも無い
おかげで食うに困った挙句、嫌々ながら戦場に舞い戻る羽目になってしまう
長い軍隊生活が祟って精神を磨り減らし、搭乗していた降魔戦車の影響もあって、
軽くシェルショック、神経衰弱になりかけており、基本SAN値が相当ヤバい
喇叭の音を引鉄に意識が戦場モードに切り替わり、鬼軍曹に変貌するなど、
もはやちょっとした二重人格状態。誰か一刻も早く医者を呼んでくれ
正常な判断力も危うく、過酷過ぎる戦場からの救いを求めるあまりに、
『現在、超能力が各界から注目を浴びています!』
『その存在が科学的に証明され、人工的な超能力者の養成も実現しました』
『戦中の深刻な不況下でも、稀有な才能を持つ超能力者は引く手数多です』
『さぁ! この通信教育であなたも未来の超能力者!』などという、
とんでもなく怪しい商売文句に、ものの見事に引っかかってしまい、
毎日戦場の片隅で、教材という名のクロスワードパズルを黙々と解き続けている
そのある意味で鬼気迫った姿に周囲は恐れをなし、友人は一人も居ない

 

事前に、友人から世界観を聞いて軽く案を練ってみた結果、
毎度のことながら不幸というか、かなり危ない人間が出来上がってしまった
しかしギア・アンティークは6才から80才までをダイスで決めておくTRPG
ダイスの神様のご機嫌次第では、この方向性から外れる可能性も高い
さて、どうなることやら……

 

●いざ、覚悟を決めてダイスロール
★出身国籍:ユーレンブルグ王国
ぐはっ! いきなり予定から外れたか……
よりにもよって、ユーレンブルグはソビエト連邦をデフォルメした国家である
つまり、ドイツ第三帝国をモチーフにしたヴァルモンとは敵国の関係下にある

★親の職業:飲食
無難である。まあここは何でも構わない

★幼少時代
不幸な幼少時代を選択してダイスロールしたところ、
親友だと思っていた人間に物凄く恨まれているという結果に
一体なにをやらかしたっていうんだよ、エントリヒ君?

★経歴
06才:オーソドックスに『初等学校へ入学する』
07才:『女学生と親しくなる』 おのれリア充め
11才:『降魔教団の陰謀を阻止する』 流石に不採用にしておく
    『休日の冒険/失敗』 かなりひどい目に遭ったらしい
12才:方向性に則って『兵学校(機甲兵)に入学』
14才:初恋表で『大人の恋』が出た
    年上から告白されたが、戸惑いばかりで過ぎ去っていった苦い思い出らしい
16才:『兵士』の職に就く
    そこはかとなく、現時点で経歴にリア充の雰囲気が漂ってきていて困る
17才:『牧師と親しくなる』 なにか思うところでもあったのだろうか
20才:成人婚ではなく適齢期の結婚を選択することにする。
    成人婚をしなかった理由は『出会いなし』 あれ、意外とモテてない……?
    その後の人生も『苦しい思い出』のせいで結婚に踏み切れなかったらしい
23才:『降魔教団の陰謀を阻止する』
    またコレかっ!? そんなに降魔教団を潰したいのかっ!?
27才:傷病表を振る羽目になるが『ごく元気』だったらしい
    図らずも本家ルーデル並みの不死身ぶりを予感させる
31才:『不幸を呼ぶ兵士』 部隊が全滅するが1人だけ生き残ったらしい
    ダメだこいつ。本当にルーデルの名を自分の物にしつつあるぞ
32才:ここらで『無職』にしてみる。頼むから死ぬ前に一度実家へ帰ってくれ
34才:だが二年で『兵士』に逆戻りさせる。考えた筋書きはこの辺りまでだな

 

●設定を擦り合わせて固めてみる
ここで一旦切って、事前に考えた案と擦り合わせを行うことにする
ヴァルモンではない以上、降魔戦車との関わりは難しい……
色々考えた結果、こんな感じになった
前提として 1.同年齢の男の幼馴染がいる 2.エントリヒは戦車に憧れている


06才:『初等学校へ入学』
幼馴染と共に入学し、賑やかに学校生活を送り始める

07才:『女学生と仲良くなる』
帝都から越してきた少女と、初等学校で仲良くなる


11才:『休日の冒険/失敗』
戦車への強い憧れが勢い余って、地元近辺で演習中の戦車隊に友人らと潜り込み、
誤操作で砲車を大暴走させるという騒ぎを巻き起こしてしまう
幸い何事も無かったが、それはもうこっぴどい説教をたんまりと賜った
少女の父親の名前のお陰もあって、その程度で済んだようだ

12才:『兵学校(機甲兵)に入学』
相変わらず戦車を愛し続けた結果、幼馴染を引き摺って機甲兵学校に入学する
同じく戦車を愛する同志達と共に、日々勉学と訓練に勤しむ生活を送る

14才:『大人の恋』
年上の女性――即ち高官の娘から、エントリヒは愛を告白される
少女に好意を抱いていた幼馴染だが、エントリヒになら譲っても良いと思い、
男らしく二人を温かく見守ることを決意して、告白に立ち会うことにする
だがエントリヒは「ごめん、俺にとっては君より戦車の方が魅力的なんだ」と、
衝撃的な一言ですっぱりと袖にしてしまい、呆然と思考停止に陥る少女
そしてあまりといえばあまりの振り文句に幼馴染は完全に逆ギレ
訳も分からないままにエントリヒは絶交を宣言され、
戸惑うばかりだったという

16才:『兵士』の職に就く
愛する戦車と共に戦うことを選択したエントリヒは、兵士の道を歩みだす
一方で、幼馴染はエントリヒへの憎しみが戦車への憎しみに転じてしまい、
機甲兵学校を辞めて戦車破壊技術を学んでいるかもしれない


17才:『牧師と親しくなる』
彼にも、何か悩みがあったのだろう……いや、ないだろうな。間違いなく無い


20才:『出会いがない』ので成人婚なし
ここで、なんと士官になっていた少女がエントリヒの前に現れる
「私の前に跪くなら、最新型の戦車に載せてあげる」と懲りずに誘惑するのだが、
「ごめん、俺にはもう将来を誓い合った戦車(ひと)がいるんだ」と、
エントリヒは背を向けて去っていってしまう。悲しみのあまりにくずおれる少女
そして二人の様子を陰から見ていた幼馴染も思わず気が遠くなるのだった

23才:『降魔教団の陰謀を阻止する』
任務で降魔教団を叩き潰すことになったのだろうと思われる
「何が降魔だ! 戦車こそが最強にして最強の存在だ!」
「それは即ち、戦車に採用されている蒸気の力こそが最強ということだ!」
とか訳の分からないことを叫んでいたかもしれない

27才:傷病表を振るが『ごく元気』
任務で砲撃をまともに喰らってしまうが、エントリヒも愛機も無傷だったという
    
31才:『不幸を呼ぶ兵士』
部隊が全滅するが1人だけ生き残り、何事も無かったかのように復帰する
だが今回は四年前とは違って愛機が完全に大破してしまっており、
それを知らされたエントリヒは悲しみのあまりに軍を自主退役してしまう
そのまま田舎で愛車を弔い、喪に服しながら静かに余生を過ごそうと、
人生の半ばにも達していないのに強引に隠居を決め込む

32才:『無職』
寂れた地元で、実家の飲食店を手伝いながら穏やかに毎日を送る
あくまで手伝い程度であり、ご近所の評判も悪いため、無職扱いとする

34才:『兵士』に逆戻り
死んだように時間の停止した繰り返しの中で生きるエントリヒだが、
店にやってくる兵士から、ヴァルモン帝国の降魔戦車のことを耳にする
その性能、その魅力に取り付かれてしまったエントリヒは、
先代の愛機のことや、降魔を罵ったことなど忘却の彼方へ消し飛ばし、
是非とも乗ってみたいと悩んだ挙句に
敵国ヴァルモンへと亡命する
早速ヴァルモンで兵士となり、降魔戦車に載せてもらおうとするのだが、
当然無理に決まっているし、大体よく兵士になれたものである
それでもエントリヒは諦め悪くも、降魔戦車乗りになる日を夢見ている……

……なんだコイツは、ただの変態じゃないか!



●混ぜるな危険とか言うの禁止
亡命者が兵士になるのはやっぱり厳しいということなので、
掟破りの反則技ではあるがGMから許可を得て、出身地をヴァルモンに変更
当初の黄昏中年ランボーのイメージと、戦車狂い属性を掛け合わせることにする

固有名詞などを加味した結果、こんな感じに↓↓↓


ヴァルモン帝国の片田舎にペンション(B&B)を構える両親の元に生まれ、
軍事施設が近郊にあることから戦車に憧憬を抱きつつも、健やかに成長する
エントリヒにはレオニードという親友とも呼べる幼馴染の少年がおり、
兵隊に憧れを持っていた彼とは、将来は同じ部隊で戦おうと誓いを交わすなど、
幼い頃からお互いに「戦友(とも)」として認め合い、固い友情を結んでいる


近所の引退した老人たちが教師役を務める初等学校に入学した翌年には、
帝都から越してきた、フレデリカという少しだけ年上の少女とも仲良くなり、
彼女に帝都の栄えある軍人と最新鋭戦車についての話を聞かせてもらっては、
レオニードと一緒に夢中で聞き入っては、その勇壮な姿に心を躍らせていた

11才の時には、衰えを知らない戦車への憧れが高まり過ぎた余りに、
レオニードとフレデリカを巻き込んで近郊の軍事施設にある演習場に忍び込み、
戦車を大暴走させてしまうという、悪戯では済まない馬鹿をやらかしたりしたが、
将官の娘であるフレデリカの立場に助けられ、こっぴどい説教だけで不問となった
やがて12才となって無事に初等学校を卒業すると、機甲兵学校への入学が決定し、
同じく帝都の機甲兵学校へ共に進学することとなった親友レオニードと、
親から帝都に呼び戻されることになったフレデリカの二人と一緒に連れ立って、
生まれて初めて親元を離れ、繁栄の極みにある帝都へと上京する

戦車を愛する同志たちと勉学と訓練に励む、忙しくも充実した生活が始まり、
エントリヒは目まぐるしくも足早に過ぎ去っていく毎日に没頭していった
そんなある日のこと、なんとエントリヒはフレデリカから唐突に恋心を告白される
だが、戦車への憧れが臨界点を突破して最早愛に変わりつつあったエントリヒは、
「ごめん、俺にとっては君より戦車の方が魅力的なんだ」と断ってしまう
すると、フレデリカに好意を抱いていたが、エントリヒになら譲っても良いと思い、
男らしく身を引いて、二人を温かく見守っていこうと決意していたレオニードが、
そのあまりに滅茶苦茶な振った理由に、思わず完全に逆ギレしてしまう
訳も分からないままにエントリヒは絶交を宣言され、戸惑うばかりだったという

親友二人を失いながらも「俺にはまだ戦車がある」とめげることもなく、
エントリヒは16才で機甲兵学校を卒業し、そのまま兵士としての道を歩み始める
最初の数年こそ、憧れには無かった血生臭い現実を前にして気分が重くなり、
牧師の元へ通う日々が続いたりもしたが、それにもあっという間に慣れてしまい、
順調に戦功を上げることで、20才を目前にして降魔戦車を与えられるまでとなった
エントリヒは降魔戦車を与えられたことを人生最大の名誉として誇りに思い、
自らの愛機となった降魔戦車を、勲章の一種である『銀星章』の名で呼ぶことにした

そして20才を迎えて成人婚を挙げる年齢となったある日のこと、
なんと6年を経て士官になっていたフレデリカが、エントリヒの前に突然現れた
そして「私と結婚してくれるなら、最新型の戦車に載せてあげる」と誘惑するが、
「ごめん、俺にはもう将来を誓い合った戦車(ひと)がいるんだ」と、
エントリヒは愛機である銀星章をいとおしげに見つめながら、断ってしまうのだった

その後もエントリヒは降魔教団を潰すなど、着実に戦功を上げていき、
何度か危険な目にも遭ったが、大きな怪我も無く、順調に活躍を続けていった
だがある時、所属部隊が全滅してしまう程の敗走を喫することとなってしまい、
どうにか1人生き残ることには成功したものの、銀星章が完全に大破してしまう
復帰後に愛機が再起不能であることを知らされたエントリヒは、
その無念と後悔と悲しみに耐え切れなくなり、なんと軍を強引に自主退役する
そのまま田舎で愛機を弔い、実家で喪に服しながら静かに余生を過ごそうと、
人生の半ばにも達していないのに、強引に隠居を決め込むのだった

かくして帰郷することとなった戦車狂いのエントリヒだが、
戦中に近郊の軍事施設が強襲された煽りを食って、家族は亡くなっているため、
ただでさえ寄る辺は無いし、ペンションの運営にしてもさっぱりである
手に職はないし、おつむもスッカラカンで、仕事を頼れるようなツテも無い
おかげで貯蓄を食いつぶすだけの無残で無様な生活を送ることとなり、
やがては食うに困った挙句、二年越しに戦場に舞い戻らざるを得なくなるのだった

そうして、かつての上官に頼み込んで新たな部隊に配属されることになったが、
悲しみしか残らなかった戦野に再び立つのは、とても辛くて苦しいものであり、
戦車を見るたびに込み上げる銀星章大破のトラウマにも、ひたすら苛まれ続ける
そもそも搭乗していた降魔戦車の影響もあって、元から情緒不安定だったことから、
軽いシェルショック、神経衰弱になりかけており、夜は酒に溺れる毎日を送っている
だが、それでもかつての鍛え抜かれた軍人としての性と癖は未だに染み付いており、
喇叭の音などを引鉄にして、ふと意識が最前線の戦場モードに切り替わり、
突如として鬼軍曹に変貌するなど、その姿はまるで二重人格の域に達している

正常な判断力も少々欠いてしまっており、戦場からの救いを求め過ぎたが故に、
『現在、超能力が各界から注目を浴びています!』
『その存在が科学的に証明され、人工的な超能力者の養成も実現しました』
『戦中の深刻な不況下でも、稀有な才能を持つ超能力者は引く手数多です』
『さぁ! この通信教育であなたも未来の超能力者!』 などという、
とんでもなく怪しい商売文句に、ものの見事に引っかかってしまい、
毎日戦場の片隅で、教材という名のクロスワードパズルを黙々と解き続けている
そのある意味で鬼気迫った姿に周囲は恐れをなし、友人は一人も居ない

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