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TRPGやPBWで使用しているキャラ・設定等の保管庫。及びTRPG仲間との情報共有・整理の場。                                 銀雨関連はカテゴリ「Silver Rain」に纏めてあります。
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イクセリス・ウィルキドニー

◎パーソナル
種族:人間  性別:Male  年齢:21
髪:茶  瞳:謎  肌:白

習得武器:弓  得意地形/天候:-/-
お気に入りアイテム:祖父の日誌


◎クラス・タイプ
クラス:ミンストレル/-
タイプ:マジック(冬)/


◎イメージカラー/外見
・一人称は私。

・癖の付いたブラウンの長髪。緩やかに波打っている。

・目元を隠す仮面をつけている。鋭角的な形状。

・服装は全体的に青い色調。リュートを所持。


◎故郷
・「冬の指」に存在する吟遊詩人たちの小村。大陸中央部に比較的近い位置だが、一年の1/3は常に粉雪が降っている寒冷な土地。

・村の人間は幼い内から先祖代々蓄積されてきた伝承や音楽技術を学び、長に一人前と認められると自らが後世に残し、伝承するべき物語を求めて旅立っていく慣習がある。

・古き伝承を守り伝えるという性質からか迷信深く、伝統的な慣わしやしきたりを大切にしている。その最たるものは旅立つ者に与えられる独特な意匠の仮面と、冬至に行われる禍祓いの儀式だろう。仮面は目元を隠す形状をしており、これは物語の語り手として「見えすぎない」ように、一歩引いた視点から物事を見るようにという意味がある。冬至の儀式は村の出身である吟遊詩人が一堂に会して村の中央広場で巨大な焚き火を熾し、夜を徹して各々が見聞きした物語を語っていくというもの。


◎旅に出た理由
・修業を終えて旅立つ前夜に、書庫の片隅で発見したのは見たことの無い書物。錠前で封印されたそれの表紙には擦れた手書きの文字で、ただ「日誌」という素っ気無い題と祖父の名前が書かれている。そして裏表紙には詩の様な曖昧で掴み所の無い文章が書かれていた。

・冬至の夜の儀式にも帰らず村の人間に白眼視されながらも、取り憑かれた様にひたすら「何か」を追っていたという祖父の記憶は殆ど無いけれど、ときたま蒐集した物語を納めるため、他の詩人が納めた中に「何か」に関係する伝承が無いか調べるために帰ってきた時には、色々な物語を聞かせてもらった覚えがある。

・祖父のしきたりや慣習をロクに守らない所はともかく、吟遊詩人としての腕は村の誰よりも上だった。「何か」に対する情熱や真摯さは幼心に尊敬していたし、偏屈で気難しい祖父をそこまで駆り立てる「何か」には憧憬を抱いたものだった。自らが伝えるべき物語との巡り逢わせと探究心。私にとって祖父は最も吟遊詩人らしい吟遊詩人だったのだ。

・ここ十数年来はまったく姿を見せることもなく、旅先で祖父は死んだといわれている。しかし、私は祖父が探し物を見つけられたのではないか、だから帰ってくる必要は無くなったのではないか思っている。何故なら最後に帰ってきたとき、めったに笑顔を見せなかった祖父が悪戯っぽく微笑んで私に言ったのだ――お前は俺に似ている。いつか、命を賭けられるだけの大切な物語を見つけるだろう……そのときには絶対に躊躇うんじゃないぞ。踏みとどまったら、本当の景色には辿り着けないからな。

・私は多くの詩を学んだ。その多くは祖父が遺してくれた物だ。これらの詩を辿っていけば、祖父が見た景色に辿り着けるような予感がする。私は祖父と同じ光景に巡り逢いたい。祖父が何を求めていたのか、知りたくてたまらない。吟遊詩人そのものであった祖父と同じ場所に立たなければ、本当に自分が伝えるべき物語など見つけられない気がするのだ。この日誌は、きっと重要な手がかりになるだろう。私は旅立つ。誰よりも吟遊詩人らしくあるために。何よりも大切な物語を見つけるために。


※仮面や冬至の儀式のイメージは多崎礼氏著作の「煌夜祭」より拝借。
 中央公論新社より出版されております。
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TRPGを好む有象無象の一人。
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