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四天家は外法に堕ちて断罪された陰陽師を始祖とする一族
京を追われて東に逃れた後、朝廷の威光が届かない地に根付いた
彼らが根付いたのは未開拓で朝廷の秩序も及ばない地だった
そこは裁定者の影響が弱く、世界結界は効力を十全に発揮しなかった
魑魅魍魎が溢れる土地で彼らの呪術は未開の民草に崇められた
また秩序無き地は半裏界ともいえる霊的に優れた魔術媒介でもあった
呪術師たちは土地の一部を結界に封じて固定化することで、
霊力に満ち溢れた四天山というある種の忘却世界を人工的に創造した
なお、この忘却世界は直接的に表界と裏界に接続しているため、
四天山の制御法を心得る者は大規模な月門として利用することが可能である

彼らは土着の呪術師として栄えながら裏では反朝廷の勢力を率いた
朝廷に仕える陰陽師の一族とは不倶戴天の敵対的な関係にある
日本の霊的な守護を司る陰陽師の掃討を目論むという点では、
裏界の侵魔と目的を同じくしており、手を組むことも少なくなかった
やがては日本最高峰の霊的武具である三種の神器を打破すべく、
蠅の女王の助力を得て、神器の反存在である四天神器を創造したが、
遺産に値するこれらを使いこなせる適合者は現れなかった

古くから異国との交流によって様々な魔術様式を取り込んできたため、
複数の魔術理論の複合研究により独自の理論体系を持っている
しかし、四勢力に分裂した際に多くは複数の派閥に散逸してしまった

四天家は現在は「焔」「水月院」「風峰」「地神」の四家に分裂し、
それぞれが由緒ある旧家として一般的には認知されている

焔家は地方の最高権力者も輩出している有力な代議士の家系
水月院家は古来からの土着信仰を崇め奉る寺社を束ねている宗主
風峰家は地方一帯の森林や山岳の土地を管理する大地主
地神は地方有数の私立学園などを運営する企業体の経営者一族

上記の通り、四天は政治・宗教・土地・教育・流通などの要所を分担管理している
一般人には忌まわしき呪術師としての顔も歴史も知られてはいない

四家は継承する術法もそれぞれが異なっている
焔家は「魔剣士」「錬金術師」など魔導具を自在に操る術を持つ
水月院家は「陰陽師」など日本発祥の呪術を受け継いでいる
風峰家は「魔術師」「侵魔召還師」など西洋発祥の魔術を伝承する
地神家は「仙人」「龍使い」など大陸発祥の法術と武術を継承している

分裂した現在も名目上は秩序の打倒を掲げてはいるものの、
各派閥は衰退の末の利権争いに腐心して当初の目的を見失いつつある
長らく秩序側との交戦歴もなく脅威とは思われなかったが、
想定以上に危険な禁忌に値する知識を保持していることが判明し、
知識の封印とそれらを用いた儀式の阻止のために守護者の粛正を受けた
しかし粛正以前に行われてきた数々の策謀は現在も禍根を残し、
とくに先代の風峰家当主の策謀は冥魔王の覚醒という事態に発展した


御門家の関東支部ともいえる真行寺家は、
東方に根付いた四天一族と古くから争いを繰り返していた歴史がある
よって、四天一族と陰陽師組織で進行中の和解協議は、
真行寺家が代表として当主代理の斑葉と話し合いを行っている

明治初期に多発した新政府に対する土着の呪術結社の霊的攻撃は、
時代の混乱期に乗じた四天一族の主導によるものといわれる
その対抗策として設立された輝明義塾が多様な術法を指導したのは、
同様に多様な術式を操る四天一族に抗するためであったという
しかし、程なくして四天一族は利権争いによる仲間割れに陥ったため、
輝明義塾は本来の創設目的を見失うこととなるのだった

風峰家は本家当主の独断専行による謀略が主であったため、
稲葉の処分後は分家も含めて人的な処分はほとんど必要なかったが、
他の三家は本家のみならず分家も積極的に協力した例が多く、
各々の当主が倒れたことで累が及ぶのを恐れ、多くの者が雲隠れした
その際に禁呪を記した書物や禁忌の魔導具も持ち出されており、
潜伏した者がそれらを用いて事件を起こす可能性は十分に考えられる
それらを手土産にエミュレイターに庇護を求める可能性もあり、
ロンギヌスや世界魔術協会は早急な捜索と処分を各地に通達している

真行寺との協議による和解条件は、
「忘却世界“四天山”を制御するワールドピースの確保」
「焔、水月院、地神の要処分者の捜索と捕縛」であると思われる
また、監視のため四家を統合して秩序側の管理者を設ける必要がある
斑葉はロンギヌスであり一族を壊滅させた本人でもあるため、
当面は彼を管理者とするように守護者から推薦されるかもしれない


古くから四天一族はエミュレイターと協力関係にあったが、
それは主従の関係ではなく交渉と利害の一致による危険なものであった
四天一族は“知恵者”“詐術長官”“魔王女”“秘密公爵”など、
知略謀略に長ける魔王の助力を得て他の魔王を騙すこともあったという
それ故に裏界では詐欺師の一族として一部で有名である

しかし、これまでに騙された魔王による報復を受けたことはない。
プライドの高い魔王にとって安易な報復行動は恥晒しと同義ということもあるが、
この件においてはベール=ゼファーが牽制していたという説が有力である
かの大魔王ベール=ゼファーは四天一族との取引においてゲームを仕掛けており、
それを邪魔されることを好まなかったのだと囁かれている

しかし、その四天山と四天神器にまつわるゲームが終了したことで、
一転してベール=ゼファーはトトカルチョを開始したらしい
「どの魔王が現在の当主である風峰斑葉から貸しを取り立てられるのか」
正確には斑葉は代理であって当主でないが、魔王に人の些末な事情など関係ない

騙された魔王の中には、本気で四天一族に騙された者もいれば、
あえて騙されることで報復により限界まで搾り取ろうと目論んでいた者もいる
いずれにしても待ちに待った禁猟期の解放である
これから風峰斑葉は多くの魔王からその身柄を狙われることになるだろう
また、先の四天山攻防戦にて斑葉に宿った四天神器を付け狙う四天の逃亡者もいる筈だ
果たして、彼が平穏な世界で生きられる日は来るのだろうか
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